薯童謡(ソドンヨ)

2011年5月23日



新羅と百済、敵対する国の相手と恋に落ちて
ドラマティックな逃避行の始まり・・
古代のお話でありながら、自分の意志で決断し
行動するソンファ姫はとても現代的。

1999年の「ホジュン」を皮切りに 「商道」、 「大長今(チャングムの誓い)」とMBCのドラマで素晴らしい演出を手がけてきたヒットメーカーイ・ビョンフンは、2005年にSBSで、百済時代の科学技術を巧みに織り込み、異国新羅の姫と百済の王とのラブロマンスを軸にした壮大なストーリーを描いた。

現在でも安定した活躍をする多数のスター俳優たちが、イ・ビョンフン演出に応えています。チョ・ヒョンジェ(最近兵役から復帰して新作ドラマ「49日」出演)、リュ・ジン(京城スキャンダル、千万回愛してますなど)、ク・ヘソン(王と私、19歳の純情など)。
とりわけ推したいのは、このドラマの核になっていたソンファ姫とモンナス博士です。イ・ボヨンは既に取上げました。イ・チャンフン演ずる博士は、最初から最後までこの物語を引っ張ってくれています。ベテランらしい気配りで、現場でも尊敬を集めていたそうです。

とある記事によれば
~既存の史劇は王の存在を、権力争い、勝利過程で見せてきた。 このドラマでは 「偉くなりたくて」王になろうとするのではなく 「したいことがあって」王になろうとする人物の話、すなわち権力争いの勝利者としての王ではなく 「最高経営者としての王」~

王が民(たみ)目線を持つ流れは、製作陣は違えどこの後の「朱蒙」(2006)や「善徳女王」(2009)などにも通じてゆく気がします。
(イ・チャンフン、Personにて)

タイトル
薯童謡(ソドンヨ) Song of the Prince
キャスト
チャン(璋)/ソドン(薯童)/武王・・・・・チョ・ヒョンジェ

ソンファ(善花)姫・・・・・イ・ボヨン

サテッキル(沙宅己樓)/キム・ドハム(金道含)・・・・・・リュ・ジン

威徳(ウィドク)王・・・・・・・チョン・ウク

阿佐(アジャ)太子・・・・・・チョン・ジェゴン

プヨ・ソン(夫餘宣)/法(ポプ)王・・・キム・ヨンホ

プヨ・ゲ(夫餘桂)/恵(ケ)王・・・パク・テホ

ヘ・モヨン(解慕燕)プヨゲ夫人・・・キム・ヘジョン

プヨ・ウヨン(夫餘優永)・・・ホン・ヨンラン

ヘ・ドジュ(解島周)・・・・・・ハン・インス

チルリョ(陳呂)・・・・・・・・・イ・ビョンシク

フクチ・ピョン(黒歯平)・・・イ・ヒド

ワング(王仇)・・・・・・・・・メン・サンフン

モンナス(木羅須)・・・・イ・チャンフン

ヨンガモ(燕嘉謀)・・・・・イ・イルファ

メクトス(脈度水)・・・・・イム・ヒョンシク

モジン(毛進)・・・・・・・チョン・ソンギョン

ポムセン(凡生)・・・・・・オ・スンユン

ポムノ(凡路)・・・・・・・・ペク・ポンギ

ウンジン(銀進)・・・・・・ク・ヘソン

ウス(優壽)・・・・・・・・・イ・スンア

コモ(古模)・・・・・・・・・シン・グク

ククス(鞠首)・・・・・・・・イ・スク

アッテコルチ(阿宅桀取)・・・ナ・ジェウン

チンピョン王(真平王)ソンファの父・・・チェ・ドンジュン

マヤ夫人(摩耶夫人)ソンファの母・・・キム・ファラン

キム・サフム(金思欽)サテッギルの父 ・・・ナ・ソンギュン

チョンミョン(天明)姫・・・イ・ギョンファ

ポミョン(寶明)・・・アン・ヨジン

ソチュン(西忠)・・・ソ・ボムシク

チョギ(草己)・・・・・ノ・ユン

聖明(ソンミョン)王・・・アン・ソックァン

など・・
演出
イ・ビョンフン
脚本
キム・ヨンヒョン
製作
2005年 韓国 SBS
上映時間
全55話+SP
韓国初回放送期間
2005年9月5日~2006年3月27日
放送時間帯
月・火夜9時55分

参照記事
最高経営者としての王

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