インターネット世界がもたらす夜明け

2011年10月27日

今、インターネット世界の時代、多くの情報を自由に獲得できます。素晴らしい事です。私たち一人一人が責任を持って真偽を見抜き、検証し、裏づけをきちんと取ることを忘れなければ、可能性は無限。信頼できる情報筋を少しでも多く共有し、見極めましょう。

来年は注目の年です。
2012年   1月      3月     5月       秋       11月        12月
.       台湾     ロシア    フランス   中国国家   アメリカ     韓国
.       大統領選  大統領選  大統領選  主席指名  大統領選    大統領選
.       馬英九と    プーチン?         習近平?
.       蔡英文

各国のトップが、一斉に選びなおされます。もしかすると、一新する可能性もあります。

ここで、注目なのが、まず1月にある台湾総選挙、馬英九と蔡英文、統一派と独立派、親中と親日の対決、今年中ごろから日本に対して融和姿勢も見せる馬英九ですが中国寄りなのは事実、日中関係を含めた今後のアジアに影響必至、3月の大震災で日本に多大な援助を下さった台湾国民の皆さんはどんな選択をするのか、行方が注目されます。

そして、事実上確定といわれる習近平の指名。

20年ほど前、世界が激変した年がありました。
1989年   1月      2月     6月       10月      11月      12月
.       昭和天皇   ソ連     〇        ハンガリー   ベルリン   マルタ会談
.       崩御     アフガン  ポーランド   共産主義   の壁崩壊   米ソ冷戦
.                撤退   初の自由選挙   放棄     チェコスロ   終結条約
.                                         バキア共産
.                                         主義終了
〇のところで、アジアである事件が起きています。
この年は、冷戦が一斉に終結に向けて加速してゆくなか、体制主義として踏みとどまった国があり、また日本では平成に変わり、年末に株式最高値を更新して、以降真直ぐに下降線をたどってゆきます、バブル崩壊。

さて、〇の事件とは
六・四 天安門事件。
踏みとどまった国とは、もちろん中国です。
中国政府は、この事件に関する情報流出に物凄く敏感になっています。
最近ウィキリークスの調べで、こんな報道がされていました。新唐人テレビより

2011年10月5日、スティーブ・ジョブス氏が亡くなりました。アップルの創始者の一人であり、最近でいえばIphoneの生みの親。彼はビル・ゲイツと並び、現在のインターネット社会の土台を築いたともいえます。
思えば、2010年に起きたある事件が、インターネット世界がもつ可能性を大きく示しました。12月18日のジャスミン革命。ジャスミンはチュニジアの象徴である花。一人の若者の焼身自殺をきっかけに民衆が立ち上がり、ベンアリー大統領がサウジアラビアに亡命。影響が世界に広まってゆき、2011年1月にエジプト騒乱がおき、2月11日にムバラク大統領がその圧力に屈して辞任、エジプトでも革命が成立します。このときに強力な力を発揮したのがツイッターやフェイスブックでした。

幸い、今は90年代ではありません。インターネット社会がしっかり発達した時代で、私たちは、求めれば多くの正確な情報を手にする事が出来ます。もちろん嘘やデマも多くあります。ここには、受け手の我々も検証する努力が必要です。

政治と文化は切り離して考えるべき、といつか私も申しましたが、中国や韓国はその混同が著しいお国柄だと思います。私は基本、文化レベルでは極めて親中、親韓ですが、政治レベルでは全く別の話。世界各国でリーダー交替が相次ぐ来年へ向けて、日本周辺に色々と動きがあるでしょうね。でも言うまでもなく、最も心配なのが日本政治家皆さんのの姿勢です。言われなき中傷や理不尽な圧力には、毅然と立ち向かってほしい!

一昨日、昨日と、三菱重工および衆議院議員らのPCにサイバー攻撃があったと報じられています。背筋が寒くなりました。攻撃元は・・・参照記事朝日新聞より

参考文献、
西尾幹ニ「日本の孤独―誇りある国家であるために」、
青山繁晴「王道の日本、覇道の中国、火道の米国

写真は「馬英九與蔡英文」鳳凰網より(中国語)

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